
東京駅の南側、有楽町周辺では再開発が進んでいます。

本記事での対象エリアは上図の通りです。
動画で見る
計画中・建設中の再開発
プロジェクト名 | 延床面積 | 着工予定 | 竣工予定 |
---|---|---|---|
丸の内3-1プロジェクト | 約176,000㎡ | 2025年度 | 2030年度 |
有楽町ビル・新有楽町ビル建替計画 | - | 未定 | 未定 |
丸の内3-1プロジェクト

名称 | 丸の内3-1プロジェクト |
建設地 | 東京都千代田区丸の内三丁目1番地1号他 |
用途 | オフィス、商業施設、美術館等 |
敷地面積 | 約9,900㎡ |
建築面積 | - |
延床面積 | 約176,000㎡ |
構造 | - |
基礎工法 | - |
階数 | 地下4階・地上29階 |
高さ | 約155m |
最高高さ | - |
設計者 | - |
施工者 | - |
着工予定 | 2025年度 |
竣工予定 | 2030年度 |
事業費 | - |

丸の内3-1プロジェクトは、1966年に竣工した国際ビル・帝劇ビルの建替計画です。

帝国劇場と出光美術館が再整備され、高層部にはオフィスが入る複合施設となります。
低層部には帝国劇場のほか、商業施設が入り、上部には出光美術館が入る計画です。
6階から29階には、ハイグレードオフィスが整備されます。

高層部は大通りからセットバックする形となり、基壇部は歴史的な31mの軒線を継承することで、周辺の建物との連続的な景観に配慮しています。
有楽町ビル・新有楽町ビル建替計画


名称 | 有楽町ビル・新有楽町ビル建替計画 |
建設地 | 東京都千代田区有楽町一丁目10番1号 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 |
用途 | - |
敷地面積 | - |
建築面積 | - |
延床面積 | - |
構造 | - |
基礎工法 | - |
階数 | - |
高さ | - |
最高高さ | - |
設計者 | - |
施工者 | - |
着工予定 | 解体完了:2026年8月 |
竣工予定 | - |
事業費 | - |

JR有楽町駅前にある有楽町ビル(竣工:1966年)と新有楽町ビル(竣工:1967年)は解体工事が行なわれています。
解体工事は2026年8月に完了する予定です。
有楽町駅前の立地、敷地の規模考慮すると、大規模な再開発となりそうです。
有楽町駅周辺地区まちづくり

2023年6月には、有楽町駅周辺地区まちづくりの対象エリアが公表されました。
対象エリアは、JR有楽町駅西側の読売会館と、東側の東京交通会館含むエリア一帯が対象となっています。
エリア内には東京高速道路(KK線)が通っており、2025年4月に廃止となりました。
KK線の上部空間は歩行者中心の公共空間として再生活用される構想があり、有楽町駅周辺地区まちづくりエリアに接続する部分については、再開発区域と連携した一体的な整備が行われる可能性があります。
有楽町エリアの建築物

以下では、有楽町エリアにおける既存の建築物を紹介します。
警視庁丸の内警察署

Sushi Tech Square(旧東京スポーツスクエア)

丸の内二重橋ビル

ルミネ有楽町

有楽町イトシア

日比谷ペニンシュラ東京

糖業会館ニッポン放送本社ビル

東京国際フォーラム

日比谷サンケイビル

蚕糸会館

新日石ビル

有楽町電気ビルヂング南館

有楽町電気ビルヂング北館

住友不動産丸の内ビル

東京交通会館は「有楽町駅周辺地区まちづくり」のエリアに含まれている建物です。
元々この建物は東京都庁第三庁舎として使われていた建物です。

ここはかつて都庁の第二本庁舎があった敷地で、1990年に都庁が新宿に移転するまで利用されていました。
現在は北側を一部駐車場として活用されており、広大な面積が広がっているため、大規模な開発が行われそうです。
東京交通会館

東京交通会館は「有楽町駅周辺地区まちづくり」のエリアに含まれている建物です。
最上階には回転展望レストランがありましたが、2020年を持って停止となりました。
開業当時は、連日入場制限を行うほど賑わい、当時は銀座で最も高いビルだったそうです。
新国際ビルヂング

新東京ビル

1963年に竣工した新東京ビルは、2020年以降に大規模なリニューアル工事が進んでいます。
1階の北西側には外部に開かれたピロティ空間が新設され、都内初の旗艦店となる「メゾンカカオ」が新しくオープンしています。
外装については、昭和30年代のモダニズム建築の特徴のひとつである横連窓のデザインを残し、窓ガラスはLow-E複合ガラスに全面更新されています。
読売会館

読売会館は「有楽町駅周辺地区まちづくり」のエリアに含まれている建物です。
「駅西口に駅前広場がない」という課題が挙げられており、読売会館の解体後の敷地については、広場中心の整備になりそうです。