再開発・建築

東京・有楽町駅周辺の再開発

JR有楽町駅前

東京駅の南側、有楽町周辺では再開発が進んでいます。

有楽町駅周辺

本記事での対象エリアは上図の通りです。

プロジェクト名延床面積着工予定竣工予定
丸の内3-1プロジェクト約176,000㎡2025年度 2030年度
有楽町ビル・新有楽町ビル建替計画-未定未定

丸の内3-1プロジェクト

丸の内3-1プロジェクト
出所:三菱地所(2024年12月16日)
名称丸の内3-1プロジェクト
建設地東京都千代田区丸の内三丁目1番地1号他
用途オフィス、商業施設、美術館等
敷地面積約9,900㎡
建築面積-
延床面積約176,000㎡
構造-
基礎工法-
階数地下4階・地上29階
高さ約155m
最高高さ-
設計者-
施工者-
着工予定2025年度
竣工予定2030年度
事業費-
国際ビル・帝劇ビル

丸の内3-1プロジェクトは、1966年に竣工した国際ビル・帝劇ビルの建替計画です。

丸の内3-1プロジェクト
出所:三菱地所

帝国劇場と出光美術館が再整備され、高層部にはオフィスが入る複合施設となります。

低層部には帝国劇場のほか、商業施設が入り、上部には出光美術館が入る計画です。

6階から29階には、ハイグレードオフィスが整備されます。

丸の内3-1プロジェクト
出所:三菱地所

高層部は大通りからセットバックする形となり、基壇部は歴史的な31mの軒線を継承することで、周辺の建物との連続的な景観に配慮しています。

有楽町ビル・新有楽町ビル建替計画

名称有楽町ビル・新有楽町ビル建替計画
建設地東京都千代田区有楽町一丁目10番1号
東京都千代田区有楽町一丁目12番1号
用途-
敷地面積-
建築面積-
延床面積-
構造-
基礎工法-
階数-
高さ-
最高高さ-
設計者-
施工者-
着工予定解体完了:2026年8月
竣工予定-
事業費-
有楽町駅周辺の再開発

JR有楽町駅前にある有楽町ビル(竣工:1966年)と新有楽町ビル(竣工:1967年)は解体工事が行なわれています。

解体工事は2026年8月に完了する予定です。

有楽町駅前の立地、敷地の規模考慮すると、大規模な再開発となりそうです。

有楽町駅周辺地区まちづくり

有楽町駅周辺地区まちづくり

2023年6月には、有楽町駅周辺地区まちづくりの対象エリアが公表されました。

対象エリアは、JR有楽町駅西側の読売会館と、東側の東京交通会館含むエリア一帯が対象となっています。

エリア内には東京高速道路(KK線)が通っており、2025年4月に廃止となりました。

KK線の上部空間は歩行者中心の公共空間として再生活用される構想があり、有楽町駅周辺地区まちづくりエリアに接続する部分については、再開発区域と連携した一体的な整備が行われる可能性があります。

有楽町駅周辺

以下では、有楽町エリアにおける既存の建築物を紹介します。

警視庁丸の内警察署

警視庁丸の内警察署
竣工:2023年

Sushi Tech Square(旧東京スポーツスクエア)

旧東京スポーツスクエア
竣工:2019年

丸の内二重橋ビル

丸の内二重橋ビル
竣工:2018年

ルミネ有楽町

ルミネ有楽町
竣工:2011年

有楽町イトシア

有楽町イトシア
竣工:2007年

日比谷ペニンシュラ東京

日比谷ペニンシュラ東京
竣工:2007年

糖業会館ニッポン放送本社ビル

糖業会館ニッポン放送本社ビル
竣工:2004年

東京国際フォーラム

東京国際フォーラム
竣工:1996年

日比谷サンケイビル

日比谷サンケイビル
竣工:1992年(右から2番目)

蚕糸会館

蚕糸会館
竣工:1983年

新日石ビル

新日石ビル
竣工:1981年

有楽町電気ビルヂング南館

有楽町電気ビルヂング南館
竣工:1979年

有楽町電気ビルヂング北館

有楽町電気ビルヂング北館
竣工:1975年

住友不動産丸の内ビル

住友不動産丸の内ビル
竣工:1975年

東京交通会館は「有楽町駅周辺地区まちづくり」のエリアに含まれている建物です。

元々この建物は東京都庁第三庁舎として使われていた建物です。

有楽町駅周辺地区まちづくりの敷地

ここはかつて都庁の第二本庁舎があった敷地で、1990年に都庁が新宿に移転するまで利用されていました。

現在は北側を一部駐車場として活用されており、広大な面積が広がっているため、大規模な開発が行われそうです。

東京交通会館

東京交通会館
竣工:1965年

東京交通会館は「有楽町駅周辺地区まちづくり」のエリアに含まれている建物です。

最上階には回転展望レストランがありましたが、2020年を持って停止となりました。

開業当時は、連日入場制限を行うほど賑わい、当時は銀座で最も高いビルだったそうです。

新国際ビルヂング

新国際ビルヂング
竣工:1965年(改修:2022年)

新東京ビル

新東京ビル
竣工:1963年(改修:2025年度)

1963年に竣工した新東京ビルは、2020年以降に大規模なリニューアル工事が進んでいます。

1階の北西側には外部に開かれたピロティ空間が新設され、都内初の旗艦店となる「メゾンカカオ」が新しくオープンしています。

外装については、昭和30年代のモダニズム建築の特徴のひとつである横連窓のデザインを残し、窓ガラスはLow-E複合ガラスに全面更新されています。

読売会館

読売会館
竣工:1957年

読売会館は「有楽町駅周辺地区まちづくり」のエリアに含まれている建物です。

「駅西口に駅前広場がない」という課題が挙げられており、読売会館の解体後の敷地については、広場中心の整備になりそうです。

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